イマドキの朝食を探る②「シリアル朝食?」(2016/4/12)
イマドキの朝食を探る」シリーズ2日目の今日は、「シリアル朝食」について。
「シリアル食品」はかなり昔から存在するが、なにか怪しげな食品というイメージで、長く苦難を強いられてきた。
しかしここにきて、健康ブームも相まって一大ブームを形成する勢い。
〇 シリアル食品って?
シリアルは、穀物または穀物の加工食品の意味。トウモロコシ、オーツ麦、小麦、大麦、米などの穀物を、フレークにしたり、パフ化させるなど、長期保存に適した形状にした簡便食である。牛乳やヨーグルトなどを主に乳製品をかけて食べることが多い
〇 日本におけるシリアルの歴史
・1929年に日本食品製造合資会社が製造販売開始
・1963年に日本ケロッグ株式会社(ケロッグの日本法人)が国産コーンフレークのシスコーンを発売。シスコ製菓(現在の日本シスコ)も同年に国産コーンフレークのシスコーンの販売を開始し、この年から普及しはじめた
↑ 1963年が日本におけるシリアル食品元年
・2016年機能性表示食品市場は699億円、前年比2.3倍(見込み) 富士経済予測
「健康食品」と「シリーズサプリメント」が機能性表示食品市場の拡大をけん引
◇シリアル食品
〇カルビー フルグラ
〇 日本ケロッグ
〇 日本シスコ
〇やまぐち県酪
グラノーラ専用のヨーグルトまであるとは!!!!
◇成長続けるシリアル市場
シリアル市場は13年に340億円、14年に427億円、15年が537億円(日本スナック・シリアルフーズ協会公表)となり、3年連続で約100億円の成長を果たした。16年は600億円を射程に捉えた。このまま成長を持続させれば、20年に1000億円の大台に乗せる可能性も見えてきた。成長のエンジンは、15年度生産数量が前年比49.3%増、生産金額が50.7%増で369億円市場となった「グラノーラ」だ。グラノーラは「第3の朝食」して注目され、「比較的情報感度の高い消費者層」を中心とした需要喚起に成功した。成長の要因となるキーワードは「健康」と「簡便」。背景には「高齢化の加速」「有職女性の増加」などの社会環境変化が挙げることが出来る。
「時短」が朝食のキーワードというのも悲しい気がするのは、時代遅れなのか?
時短食といえば「カロリーメイト」や「ヴィダーinゼリー」が有名だが、一度足りても食べてみたいと思ったことはない、そもそもあれを食品と認めない。
男子の平均寿命を80歳として、一年365日毎日欠かさず朝食を食べると計算すると、一生涯に食べる朝食の回数は29200回。この数字を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれであるが…
空腹を満たすだけの朝食は摂りたくない、1時間ぐらい時間をかけてゆっくり食べたいものだ。