日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

明日(12月21日)は昼の長さがいちばん短い冬至(2016/12/20)

冬至とは、北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日で、日照時間が最も短くなる。通常12月22日であるが閏年は12月21日になる。

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今年はその閏年にあたるために、明日12月21日(水)が冬至。

という訳で本日は【冬至】について書く。

 

◇冬至に行う習慣

〇冬至風呂

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この日は冬至風呂と称してゆず湯に入る。1838年(天保9年)の『東都歳時記』によれば流行し始めたのは江戸の銭湯からであるというまた、柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、香りによるリラックス効果もあるので、元気に冬を越すためにも大いに役立つ

 

〇冬至粥

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冬至の日の朝に小豆粥を食す。これを冬至粥という。小豆粥には疫病にかからないという伝承があり、あるいは体を暖めるためともいう

 

〇こんにゃく

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こんにゃくを「体の砂払い」と称し、体内の悪いものを掃除するという

 

〇〝と〟の付く食べ物 

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冬至の「と」に因んで、とうなす(かぼちゃ)・豆腐・唐辛子・ドジョウ・いとこ煮。特にカボチャを食べる風習は全国に残っており、今でも冬至の前にはスーパーや魚屋でカボチャやドジョウの売り出しの風景が見られる。冬至にカボチャを食べると中風にならず、あるいは長生きするとも、栄養とるためともいう。豆腐は季節柄、湯豆腐にされることが多い

 

 

◇今日は何の日? なるほど統計学園より

「冬至」にちなんで、「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成24~26年平均)」の「生鮮野菜」のファイルからかぼちゃへの支出金額と購入数量を調べてみた。

金額は関東圏の都市が上位を独占しているのに対し、数量では広島市、北九州市、札幌市…などに分かれている。

ちなみに野菜への支出ランクが全国第5位と高い京都市の〝かぼちゃ〟への支出ランクは17位と高くない。鹿ケ谷かぼちゃなどブランド京野菜がある都市にしては意外。

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「かぼちゃ」への支出金額及び購入数量
順位支出金額(円)購入数量(g)
1位 東京都区部 1,874 広島市 5,601
2位 川崎市 1,856 北九州市 5,508
3位 横浜市 1,833 札幌市 5,458
4位 甲府市 1,765 静岡市 5,395
5位 さいたま市 1,726 新潟市 5,313
・・ ・・ ・・ ・・ ・・
47位 熊本市 1,101 青森市 3,884
48位 大分市 1,079 津市 3,880
49位 岡山市 1,061 岡山市 3,691
50位 鳥取市 1,039 那覇市 3,373
51位 福井市 1,020 福井市 3,193
  全国 1,403 全国 4,443


お知らせ

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