コンビニが元気でアツい!!②電子マネー(2015/11/16)
コンビニ(CV コンビニエンスストア)が元気である。元気を象徴する事例を何回かに分けて書くことにすると始めたシリーズものの、本日は第2回目【②LAWSONの電子マネー】について
11月10日に下記のような衝撃的な発表があった
株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役社長 玉塚 元一、以下「ローソン」)とイオン株式会社(本社:千葉県千葉市、代表執行役社長 岡田 元也、以下「イオン」)は12月15日(火)より、さらなるお客さまの利便性向上を図るため、全国のローソン店舗(12,170店:2015年9月末現在:ナチュラルローソン、ローソンストア100を含む)にて、イオンの電子マネー「WAON」での店頭決済および現金チャージのサービスを開始します。
ローソンはこれまでにiD、Edy、QUICPayなどの電子マネーのほか、Kitaca、Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCA、PASMO、nimoca、はやかけん、manacaの交通系電子マネーを導入してきました。新たに「WAON」での決済サービスを導入し、普段「WAON」をご利用されている主婦層や中高年層のお客さまにローソンを便利にご利用いただくとともに、お客さまの多様な決済ニーズにお応えしてまいります。
今回の背景にはイオンとセブンアンドアイという流通2強のバックである商社間の覇権争いとみるのが妥当、という小難しいことは横におくことは出来ないか…
ローソンといえば、三菱商事の関連会社であるロイヤリティマーケティングが運用する、共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」の中心的な役割を担う企業。
いま敢えて「WAON(ワオン)」と組む必要があるのかどうかはわからないが、少なくとも顧客の側の選択肢は広がる。例えば、Ponta(ポンタ)とWAON(ワオン)両方のカードを保有している人は、どちらで決済するのがお得かをユーザーが選択できる。
本日のまとめ
今回のローソンでのWAONカード決済に関して、ローソン、イオン、そして三菱商事それぞれにどんなメリットがあるのかを、軽々に語ることは省くが、3社それぞれの共通する目的「さらなるお客さまの利便性向上を図るため…」が根底にあることは想像に難くない。全てはお客様のために ~For Tth Customer~
余談ながら、ローソンはかつてダイエーのコンビニ(CVS)部門、その後ダイエーが手放してから急成長した経緯がある。片やダイエーは経営破たんを起こし、イオンに救済されたという歴史がある。
その両社が時を経て、間接的ではあるが再び結びいた?という現実は、古くから流通を観てきたものとして、ある種感慨深い?ものがある。