まだ父の日も終わらないのに…比較的早い!!! 2017年母の日商戦を占う(2016/5/12)
2016年の母の日が終わった、ということは来年(2017年)の母の日商戦が始まったということ。今年は何となくメディアで「母の日」をとりあげる回数が少なかったように感じたが…どうなんだろう?
という訳で、本日は【2017年母の日商戦を占う】と題して書く。
◇母の日の市場規模は?
日本記念日協会の推計(2015年)では、母の日は約1120億円で、クリスマスの約7000億円、バレンタインの約1250億円、ハロウィンの約1200億円に次ぐ4番目の金額となっている。ちなみに父の日は約420億円で母の日の半分以下。
◇母の日ギフトのトレンドは?
かつて母の日ギフトといえば、“サマーセーター”や“ブラウス”などの衣料品が主役であったが、衣料品がファストファッション化して以降、衣料品ギフトは退潮傾向にある。
代って人気が上昇してきたのが“フラワー”や“スイーツ”ギフト。
〇フラワーギフトといっても…
古典的な定番の「カーネーション」一辺倒ではなく、胡蝶蘭、紫陽花、薔薇、向日葵などバリエーション豊富になってきている。また、いろんな花を組み合わせた寄せ植えも人気があるようだ。さらに、半永久的に長持ちするプリザーブドフラワー(生花や葉を特殊液の中に沈めて、水分を抜いた素材のこと)も人気だとか…
◇なぜ母の日にカーネーションが贈られるのか?
1905年5月9日に亡くなったミセス・ジャービスの追悼式の教会で、娘のアンナが母の大好きだった白いカーネーションを配ったのが母の日の始まりとされています。アンナの提案で、母が生きている人は赤いカーネーションを、母を亡くした人は白いカーネーションを自分の胸につけるようになり、やがてお母さんへカーネーションが贈られるようになりました。
スイーツ
スイーツといっても、いわゆる「お取り寄せ」感覚のちょっと贅沢なお菓子のイメージ。千疋屋、ゴディバ、アンリ・シャルパンティエ、キハチなどが人気のよう。
◇2017年母の日は?
・ゴールデンウイーク最終日(5/7)からもっとも離れた5/14
※2016年はゴールデンウイーク最終日(5/5)に最も近い5/8
⇒ GWから離れるほど母の日商戦は活況になると言われている
・消費税8%増税(4/1)の実施如何が商戦に大きく影響
⇒ ギフト実施率への影響はさほどない一方、購入単価は下落が予想される
2016年5月のカレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 | ||||
2017年5月のカレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 | |||
本日のまとめ
子どもの頃、母の日が近づくと学校から「“お母さんありがとう”という短冊が付いた造花のカーネーションのリボン」を受け取って一定期間胸に付けて登校したことを想いだす。
当時よく理解できなかったことがある。それはこの「リボン」をどうしてお母さんの胸に付けてあげないのか? ということ。
そして今思うと実に残酷なことで、社会問題に発展すること間違いない、「お母さんのいる子は赤いカーネーション、お母さんがいない子は白いカーネーション」を付けるとされたこと。
第21回「おかあさんありがとう(母の日のカーネーション)」の巻