日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

家計調査にみる「京の飲料事情」(2015/9/30)

今日で9月も終わり、明日からは10月。カレンダーも残りが少なくなり、なんとなく気持ちが慌しくなる。

こんなときは、あたたかい飲み物でも飲んで、気持ちをリラックスしたいもの。

折しも明日10月1日はコーヒーの日。という訳で本日は【飲料】の話。

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コーヒーの日 | 全日本コーヒー協会

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◇京都人の「飲料」への支出額は?

「飲料」トータルでは全国18位、うち「茶類」に限ると24位。さらに「緑茶」品目では金額で18位、数量は5位という結果に。この結果は京都人は、たくさんお茶を飲むけれど、安いお茶ばかり…ということを示してはいないか? 近隣に宇治という全国有数の茶園がありながらこの結果は受け入れがたいものがある。

ちなみに1位は数量・金額ともに静岡市。

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次に「紅茶」への支出額ランク。神戸が1位、横浜が2位と舶来モノの紅茶らしい結果の中、京都は4位と健闘が光る。想像するに「リプトン」の功績が大きいのでは…? 

ティーハウス リプトン | TEA HOUSE LIPTON

 次は「珈琲」、これは以前も書いたが全国1位。これも理由はわからないが、学生が多いこととも関係している気が… 以前「外食」について「喫茶代」への支出額が京都は全国7位と書いたが、京都は昔から学生街として成り立ってきた経緯から、自ずと喫茶店が多く、日常的にコーヒーを飲む習慣が根付いたと考えられる。

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飲料には「炭酸飲料」「乳飲料」「ミネラルウォーター」「果物・野菜ジュース」等の品目があるが、「果物・野菜ジュース」の12位を除けば、全て20位以下。

 

◇自販機のcold?hot?状況

先日自販機の3段目がhotに変わったと報告したが、その後最高気温が30℃に達する日出るなど、自販機のhotへの切り替えは見られない。そんななか、“近鉄名古屋駅構内自販機にhot” 発見!!”の一報が!!!

↓ 9月28日「近鉄名古屋駅構内」にて

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↓ 9月29日「滋賀県某所」にて

 

本日のまとめ

家計調査の結果には、毎度裏切られた感を強くするが、今回もまたまた…  

私の予想は「緑茶」への支出額が1位か2位、「珈琲」「紅茶」がそこまで上位とは思いもしなかった。日に日に京都人の洋モノ好きが明らかになる。 京都に長く住む私ですらこんな状況、京都以外の人には、もっとカルチャーショックなのではないか。 全国いや全世界の皆さん、京都の人はみんながみんな、着物を着て町を歩いてもいないし、ましてや家のお茶室でおうすを飲んでいるわけではありませんからねぇ~