日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

さらば! 古いお中元!!! 百貨店から若年層への新提案(2017/7/27)

お中元、お歳暮ギフト需要が激減している。

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時代の変化を考えれば、しごく当然のこと

かつての贈り先上位ベスト3でみると

 ・企業の取引先 コンプライアンスで贈答を禁じる企業が主流

 ・仲人 最近仲人さんを立てた結婚式ってみたことない

 ・親戚 核家族化に伴って親戚づきあいも形骸化簡素化が進む

 

年2回(6-7月と11-12月)、儀礼贈答で売り上げの核を形成してきた百貨店は、

この落ち込みをどうカバーするかが課題で、「自分贈り」をテーマに取り組んでいるものの、まだ目に見える成果は上がっていない模様。

そんななか、若年層への新しい提案がみられるので紹介する。

 

伊勢丹

「みらいの夏ギフト’17」2017_natsugift_logo






東武百貨店


「きちじつギフトフェア」を実施

きちじつギフト




 

そごう西武

西武船橋店の取り組み






おまけ 森永製菓の「おチュウ元」


 

本日のまとめ

いかにダウントレンドとはいえ、儀礼贈答市場は1兆8千億円。これに代わる売上を探すのは至難の業、というより皆無。小さな需要の芽を、時間をかけて育てる以外に道はない。