日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

百貨店7月の通信簿(2016/8/30)

報告が遅れたが、本日は、お盆過ぎに発表のあった7月の百貨店各社の業績(確定値)を報告、【百貨店7月の通信簿】について書く。

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◇企業別7月の業績

 〇 三越伊勢丹/7月の売上0.4%減

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・三越伊勢丹の全店合計売上高は前年同月比0.4%減の619億2991万円 ×

・基幹3店では
 伊勢丹新宿本店が248億6569万円(2.2%増)
 三越日本橋店が163億3427万円(3.8%増)
 三越銀座店が73億7525万円(8.4%減)×
 
 
〇 J.フロントリテイリング/7月の連結売上は2.2%減f:id:hansoku365:20160829172735p:plainf:id:hansoku365:20160829172749p:plain

 ・J.フロントリテイリングの連結売上は前年同月比2.2%増 

・セグメント別では

 百貨店事業は2.7%減 ×

 パルコ事業は3.9%増 

 卸売事業は28.0%減 ×

 クレジット事業は6.4%増 

 その他事業は4.0%増 

・百貨店事業の売上高は、クリアランスセールが好調に推移したことにより、婦人服、ハンドバッグ、紳士服飾雑貨などが売上を伸ばし、化粧品も好調を持続
・心斎橋店本館建替え工事に伴う面積減の影響が大きく
・前年大きく売上を伸ばした訪日外国人売上の反動減
 
 
〇高島屋グループ/7月の総計0.1%増 
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・高島屋の総計は前年同月比0.1%増 
・高島屋と国内百貨店子会社の総計も0.1%増 
・百貨店は、クリアランスセールが堅調に推移したこともあり、4か月ぶりに前年実績を上回った
・免税販売額は、化粧品などが好調に推移し、前年比2.6%増
 
〇H2O/7月の連結売上1.9%増
・連結合計売上高は1.9%増 
 百貨店事業は2.0%増 
 阪急オアシスは5.4%増 
 イズミヤ事業は0.6%減 ×
 
◇ 京都市内4百貨店7月の業績 (京都百貨店協会が19日発表)
・京都市内4百貨店の7月総売上高は、前年同月比0.9%減の225億円
・一部では夏のバーゲンが堅調だったものの、訪日外国人客による消費単価の下落をカバーできず
・衣料品は盛夏品の伸び悩みが全体に響き、1.2%減
 ただ、バーゲンを1週間前倒しした大丸京都店では前年を上回り、京都高島屋でもバーゲンが堅調で紳士服の売り上げが伸びた
 化粧品は、訪日客の購入がけん引して8.4%増となったが、美術・宝石・貴金属は訪日客の消費額減少で前年並みとなり、一時の勢いが鈍化
・食料品は0.4%増
 祇園祭の山鉾巡行が日曜日に行われるなど曜日配列が良かったため入店数が伸び、菓子や総菜の売り上げ増につながった
・その他雑貨では、人気キャラクター「ポケットモンスター」関連グッズが、スマートフォン用ゲームのヒットを受けて好調

7月売上0・9%減 京都の4百貨店、訪日客単価下落が影響 : 京都新聞

 

本日のまとめ

8月30日朝に、経産省が発表する「7月の商業動態統計」を待って、スーパー、コンビニ、ショッピングセンター、百貨店の7月の通信簿記事をアップする。

百貨店

 

 

 

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