オクトーバーフェスト(2015/10/23)
ハロウィンや時代祭、鞍馬の火祭などお祭りネタが多いのに乗じて、本日は【オクトーバーフェスト】を取り上げる。
◇オクトーバーフェストって?
ビール大好きスタッフが教えてくれて初めて知った「オクトーバーフェスト」。ビールの本場ドイツバイエルン州の州都ミュンヘンで開催される、世界最大級のビール祭りのことで、毎年約600万人が集まる相当なスケールの祭り。起源は1810年に遡るというのだから、200年以上の歴史をもつという。
◇日本のオクトーバーフェストは?
ハロウィンであれだけの盛り上がりを見せる日本人、きっとオクトーバーフェストも…と思って調べたら、やはりあった。
オクトーバーフェストの日本での歴史は、2003年と比較的新しい。2003年5月に日比谷シティで「ジャーマンフェスト」が開催されたのに次いで、10月には横浜の赤レンガ倉庫で「オクトーバーフェスト」が開催されたのが始まり。そして2006年に、東京会場を日比谷公園内に移動したのをきっかけに、名称を「オクトーバーフェスト」に統一した。その後札幌、仙台、金沢、名古屋、奈良、大阪、神戸、広島、北九州など全国各地に広がって現在に至っている。j残念ながら、京都での開催は確認できなかった。
◇流通におけるオクトーバーフェストの取組みは?
《イオン》 ビアカーニバル
《イズミヤ》
《ダイエー》レシピ
《阪急うめだ本店》「オクトーバーフェスト」
◇家計調査に見るビール類への支出傾向
〇ビール … 1位はサッポロビール園がある「札幌」、2位「広島」、3位「堺」、4位「大阪」、5位「仙台」… ちなみに京都は13位
〇発泡酒(ビール風味飲料) … 1位「高知」、2位「新潟」、3位「熊本」とアルコール大好きイメージが強い3都市が上位、京都市は25位
〇飲酒代 … 1位「高知」、2位「東京都区部」、3位「長野」…京都市は33位
オクトーバーフェストが京都で開催されていない理由になんとなく納得?!
本日のまとめ
かつて、ビールは夏限定モノというイメージがあったが、最近は贈答でも、年中ビールが1位。宴席でも、“まずはビールでカンパイ!!!”というほど、四季を通して私たちの生活の必需品的な存在になっている。
ビール類伸張の背景に、ノンアルコールブームに素早く対応した「ゼロ」ビールの影響が大きい。単なるアルコール分0%のみならず、健康志向をつかんだカロリー0%(オフ)とあわせた「ゼロビール」というネーミングが消費者の心をつかんだと考える。
http://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/25_6.pdf
↑ 少し古いが、総務省家計調査『ビール・「発泡酒・ビール風アルコール飲料」への支出(平成25年6月)』 でも、ビールの高い人気が証明されている。