流通業10月の通信簿(2016/11/30)
月の最終日恒例、流通業の通信簿。というわけで、本日は【流通業界10月の通信簿(確定版)】について書く。
◇業界団体別業績
◆スーパーマーケット協会 10月売上は4.2%増
(オール日本スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、新日本スーパーマーケット協会)
総売上高は8856億750万円(全店前年同期比4.2%増)
食糧品 7926億5718万円(同4.7%増)
非食品674億8811万円(同0.7%増)
その他254億6264万円(同1.3%減)
◆日本チェーンストア協会 10月の総販売額は1.1%増
総販売額は1兆828億円(前年同月比1.1%増)
食料品7048億円(同2.2%増)
衣料品929億円(同7.0%減)
住関品2177億円(同1.1%増)
サービス26億円(同19.2%減)
その他645億円(同2.3%増)
◆コンビニエンスストア 10月の全店売上3.6%増
全店売上高は9102億8900万円(前年同月比3.6%増)
店舗数は5万4510店(同2.5%増)
来店客数15億232万人(同2.0%増)
平均客単価605.9円(同1.6%増)
◆ショッピングセンター 10月の売上高0.9%増
既存SC売上高の前年同月比は0.9%増、3か月ぶりのプラス
プラス要因
販促イベントやシネマの好調
昨年に比べて日曜日が1日多かった
下旬からの気温低下に伴う冬物衣料の販売回復
◆百貨店 10月の売上、3.9%減の4755億円
売上総額は約4755億円(前年同月比3.9%減)、8か月連続のマイナス
衣料品が徐々に回復を見せていることを背景に、売上高は8月6.0%減、9月5.0%減からは落ち込み幅が減少し、改善傾向が見られる
シェア96.8%の国内市場は3.6%減で、持ち直し
シェア3.2%のインバウンドは、国慶節期間(10月1日~7日)の伸び悩みが影響し、売上は13.2%減と7か月連続で下回った
インバウンドの購買客数は45か月連続で前年を上回り8.6%増を記録
衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、3か月連続で全品目がマイナス
その他の品目は、化粧品が19か月連続のプラス
本日のまとめ
10月の通信簿は下記の通り
スーパーマーケット +4.2%
総合スーパー +1.1%
コンビニ +3.6%
SC +0.9%
百貨店 ▼3.9%
総倒れとなった9月から一転、百貨店を除いて前年同月よりも収益増になったものの、生活者の節約志向は高まる一方で、この先も安心はできない。
インバウンド消費については、訪日外国人は増えているが、購入総金額が減少している。消費の仕方が変化しているということ。
明日は唯一不調に終わった百貨店について、個別に検証する。
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