8月の百貨店通信簿速報(2016/9/10)
先週百貨店各社から、8月の業績(速報値)発表があった。
本日は【百貨店8月の通信簿】について書く。
◇企業別8月の業績
〇 三越伊勢丹
・三越伊勢丹の国内百貨店事業の合計売上高は前年同月比8.6%減 ×
・高額品は引き続き低調。高級時計や美術、家具などが伸び悩んだ
・J.フロントリテイリングの大丸松坂屋百貨店の合計売上高は7.4%減、博多大丸、下関大丸、高知大丸を加えた百貨店事業合計7.4%減 ×
・パラソル、帽子などに動きが見られ、美術品も売上を伸ばした
・厳しい残暑により、秋もの婦人ファッションの動きが鈍かった
・心斎橋店本館建替え工事に伴う売場面積減
・前年大きく伸ばした訪日外国人売上の反動減
・休日が1日減であったことによるマイナス影響
・免税販売額は、化粧品などはほぼ倍増と好調に推移したものの10.9%減
・阪急阪神百貨店の全社計売上高は前年同期比5.0%減 ×
・そごう・西武全23店合計の売上高は4.3%減 ×
西武池袋本店は0.5%減
・8月22日、30日の台風影響で売上・客数に大きく影響
・月間を通して必要購買型の化粧品は前年を超え好調
・衣料品は秋らしい新しい色目に動きがみられるも、全体の押し上げには至らず
・19日にオープンした「セットプルミエ by ケンゾータカダ」は、目標の約2倍の売上と、好調な出足で推移
◇大手百貨店5社減収 8月 衣類・食品など低迷(2016/9/2付 日経新聞朝刊)
大手百貨店5社が1日に発表した8月の売上高(既存店ベース、速報値)は5社すべてで減収となった。婦人服や紳士服のほか、食品など多くの分野で低迷し、インバウンド(訪日外国人)の売上高も落ち込んだ。8月は土日祝日が前年に比べて1日少なかったことに加えて、台風などの天候不順も影響した。
本日のまとめ
9月8日の日経に「百貨店、大量閉鎖時代に…」という記事が掲載されていた。
インバウンドの失速、インバウンド爆買いにかまけ、日本人のお客をないがしろにしたツケが回ってきただけ…という言い方は酷すぎるかとも思うが、百貨店が好きだからついつい辛口コメントになる。
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