流通業界 2月通信簿発表
小売業界から2月の売上実績概況が発表されたのに続いて、経産省の「2月の商業動態統計」の発表もあったので、本日は【流通業界2月の通信簿】について書く。
◇業界団体別業績
◆スーパーマーケット協会
(オール日本スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、新日本スーパーマーケット協会) 2016年03月22日
・総売上高は8196億6347万円(前年同期比5.9%増)、11ヶ月連続で前年を上回る
食品合計 7360億8591万円(6.7%増)
非食品計 596億5869万円(1.5%増)
その他 その他239億1935万円(4.2%減)
◆日本チェーンストア協会
2016年03月22日
・総販売額は9952億円(前年同月比2.4%増)
・食料品6755億円(3.9%増)
・衣料品749億円(0.7%減)
・住関品1888億円(1.3%増)
・サービス27億円(3.2%減)
・その他530億円(6.7%減)
◆コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会)
2016年03月22日
・全店売上高7832億6600万円(前年同月比6.9%増)、11ヶ月連続で前年を上回る
・来店客数12億7913万人(6.5%増)
・平均客単価612.3円(0.4%増)
・店舗数5万4147店(2.9%増)
・閏年で1日、営業日数も長かった
・「淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や、弁当・調理麺・惣菜等の中食、デザート等は引き続き好調に推移」
◆日本百貨店協会
2016年03月18日
・売上総額は約4446億円(前年同月比0.2%増)、2ヶ月ぶりのプラス
・温暖な気候と、閏年による営業日一日増などを要因に客足が好調に推移
・地区別では、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の10都市売上動向は0.8%増で2ヶ月ぶりのプラス
・衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、雑貨が11ヶ月連続、身のまわり品、食料品が3ヶ月連続のプラス。衣料品は4ヶ月連続、家庭用品は2ヶ月連続のマイナス
◆日本ショッピングセンター協会
2016年03月22日
・既存SC売上高の前年同月比は0.3%増
・閏年による営業日数増に加えて、春節によるインバウンド効果
・好調業種は、テナントが飲食やサービス、キーテナントは生鮮食品や加工食品
・反面不調業種は、テナント、キーテナントともに婦人衣料
◇消費者物価指数(平成22年基準)から見た平成27年1月の物価指数(2/26公表)
ポイント
(1) 総合指数は2010年(平成22年)を100として103.2
前月比は0.1%の上昇 前年同月比は0.3%の上昇
(2) 生鮮食品を除く総合指数は102.5
前月と同水準 前年同月とも同水準
(3) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は101.1
前月比は0.2%の上昇 前年同月比は0.8%の上昇
統計局ホームページ/消費者物価指数(CPI) 全国(最新の月次結果の概要)
本日のまとめ
2月の通信簿はコンビニ、食品スーパー、チェーンストア、百貨店、SC全て ◎ 、
好調要因は、ひとえに『閏年』による営業日数1日増。
とりわけコンビニは、売上、客数、客単価のすべてで前年を上回り、次月(3月)が前年を上回れば12ヶ月連続 = 一年間で前年を上回ることになる。
業種別にみると、食品は堅調に対して、各団体ともに衣料品が苦戦している様子が顕著。
必需品は購入するが、衣料品など不要不急のものは購入を控える、という生活者動向は、消費の低迷を示しているのでは?
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