いまさらきけない…小正月(2016/1/15)
1月15日は「小正月」、小正月というからには「大正月」もあるのでは? という疑問を持たれるのも当然。 という訳で本日は『小正月』について勉強したい。
◇小正月って?
・「正月」は旧暦1月の別称である。1月1日のことを「大正月」と呼ぶのに対し、1月15日を中心にした数日を「小正月」という。小正月の期間については、1月14日~16日の3日間とする地方、1月14日の日没から15日の日没とする地方、さらに元日から15日までの15日間を小正月とする地方など地方によってまちまち
・小正月は別名、「二番正月」「女正月」「花正月」「戻り正月」などと呼ぶ地方もある
◇小正月の伝統行事は?
・日本は農耕民族故に、昔から伝承される行事の場合、たいていは「農業」に関連する行事である。小正月についても豊作祈願行事が多いが、秋田のなまはげ、どんと焼き(左義長)など、病気や厄災を払う行事を執り行う地方もある
◇小正月にすることは?
・小正月の朝に「小豆粥を食べる」習慣があったと、紀貫之の土佐日記や清少納言の枕草子などに記されている。現在でも、東北地方の農村に残っているようである
・小豆といえば、京都が誇るブランド京野菜「大納言小豆」がある。丹波産の大納言小豆は、つぶが大きくて色艶が良く、独特の香りがあるのが特長。 「公家である大納言は切腹をしない」ことから、煮ても皮が切れない小豆のことを別名・大納言とも呼んだのが名前の由来とか。
家計調査での“小豆” “大納言”は「乾物・海藻の豆類」に分類される。都市別の支出金額ランクをみると、全国1位「松江市」、2位「甲府市」、京都市は第3位という結果。
・繭玉(もちばな)をつくって養蚕の前祝を行ったり、道具の年越しと称し農具のミニチュアをこしらえ、豊作祈願をするなどの習慣が残っている地域もある
・正月の間忙しく働いた主婦をねぎらい、実家に里帰りする習慣があったことから、“女正月”と呼ばれるようになったと聞いたことがある
・かつて元服の儀を小正月に行っていたとのことから、1月15日を「成人の日」という国民の休日に定めたが、2000年から成人の日が1月の第2月曜日に変更されたことから、現在は関連性を言う人は少ない
本日のまとめ
小正月から外れるが、最近の1月15日といえば… “いいいちごの日”。
全国いちご消費拡大協議会が、「いち(1)」「ご(5)」の語呂合わせから定めたものである。
「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成24~26年平均)」の果物のファイルから「いちご」への支出金額と購入数量を調べてみると…
いちごへの支出金額及び購入数量ともに全国1位は「宇都宮市」。
我が京都市は金額では全国2位であるが、数量は9位、上質ないちごを少しいただくという、雅らしい食のスタイルを垣間見れる。
ちなみにコンビニのローソンは毎月22日を「ショートケーキの日」に定め、定番スイーツのプレミアムロールケーキにいちごを載せた商品を限定販売している。何故22日かというと、カレンダーで一目瞭然。22の上には必ず15(いちご)が載っているという訳。
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