日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

🌀の特異日?(2015/9/17)

本日9月17日は、統計上台風が日本列島に上陸する可能性が高い日、つまり台風の特異日だとか。ちなみに9月26日も同じく台風の特異日だそうだ。

17日は全国的に雨は降るものの、台風が上陸・通過するとの情報はない。しかし台風20号が日本列島に近づいているようだし、26日はちょっと注意しておきたい。

バイオウェザー・お天気豆知識

↑台風20号の動き(2015/9/16/15:00時点)

出典:気象庁 気象衛星http://www.jma.go.jp/jp/gms/

 

◇特異日って?

長年蓄積した、日々の気象状態の平均値から、特定の日にある気象状態(例えばかなりの確率で晴れる)が出現し、かつその前後の日には同じ傾向が見られない、そんな日を「特異日」と呼ぶ、らしい。

 

◇10月10日は晴れの特異日でない?

1964年10月10日、今から半世紀前のこの日、雲ひとつない青空のした、アジアで初めてのオリンピックが東京で開会式を迎えた。

この日の晴天が理由なのか、もともと10月10日が晴れの特異日だったから、オリンピックの開会式をこの日にしたのか…定かでないが、いずれにしても10月10日の東京は平年値(過去30年間データの平均)でも、10月10日に東京で雨が降らなかった日は19回、前日の9日が17回、翌日の11日が14回と大きな差がないため、晴れの特異日には当たらない、とのこと

 

本日のまとめ

よく流通業はお天気産業という話を耳にする。いかにお客にとって魅力的な販促を実施したところで、雨が降れば一巻の終わりという例は多い。

ざっくり晴れの日と雨の日ではお客様の数は10~25%ぐらいは変わる。もちろん店舗立地、曜日、時間帯で異なるが、大体において雨が降ればお客は少ないというのが流通の常識。だから「雨の日割引」などの仕掛けをするわけだ。

ひと昔前、NASAの気象衛星を使った気象予測が流行ったが、最近耳にしないところをみると、的中率が???なのか また民間気象予報会社がこぞって「ウェザー・マーケティング」みたいなサイトを有償で提供するサービスを実施しているが、大きな成果につながったという記事は今のところ目にしない。

いかにコンピュータで世の中が進化しようが、つまるところ自然のことはほとんど解明されていない。でもそれでいいんじゃないかと想い始めている。

「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」という心境かな?

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