日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

秋を感じる瞬間は…(2015/8/21)

海と空の色、黄金色づきはじめたの稲穂、ひぐらしの鳴き声…今週丹後で見聞きした光景は、ぜんぶ秋だった。秋は偶然見つかるものではなく、やっぱり自分の足で見つけに行くものか…

 

 

どんな瞬間に秋を感じるか…

  • 朝起きた時に寒いっと感じた瞬間
  • 栗がケーキ屋さんのメインの位置に並んだ瞬間
  • 日の出日の入り時間が遅くなったと感じた瞬間
  • スーパーの鮮魚売り場でサンマをみた瞬間

 

  • 街でブーツはいた女性とすれ違った瞬間
  • おかずに一品温かいものが欲しいと思った瞬間
  • 夏の甲子園が終わった瞬間 
  • シャワーの温度が低いと感じた瞬間
  • コンビニで“キリンの秋味”を見つけた瞬間

 

いつからいつまでが秋? 

気象学的には九月・十月・十一月の三ヶ月が秋、二十四節気に基づく節切りでは立秋(8月8日)から立冬の前日(11月7日)までが秋。

ちなみに熱帯地方では「一年中夏」、極地では「一年中冬」とされ、秋がない。地球温暖化で日本もそう遠くない時期に四季から「秋」がなくなってしまうかも…

 

七十二候って?

古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を『七十二候』であらわしている。これによれば、秋という季節も大きく4期に、こまかく分けると12節になる。

立秋 初候 涼風至 涼しい風が立ち始める 涼風至 涼しい風が立ち始める
次候 寒蝉鳴 が鳴き始める 白露降 朝露が降り始める
末候 蒙霧升降 深い霧が立ち込める 寒蝉鳴 蜩が鳴き始める
処暑 初候 綿柎開 綿を包む(がく)が開く 鷹乃祭鳥 鷹が捕らえた鳥を並べて食べる
次候 天地始粛 ようやく暑さが鎮まる 天地始粛 ようやく暑さが鎮まる
末候 禾乃登 稲が実る 禾乃登 稲が実る
白露 初候 草露白 草に降りた露が白く光る 雁来 雁が飛来し始める
次候 鶺鴒鳴 鶺鴒(せきれい)が鳴き始める 玄鳥帰 燕が南へ帰って行く
末候 玄鳥去 燕が南へ帰って行く 羣鳥養羞 多くの鳥が食べ物を蓄える
秋分 初候 雷乃収声 雷が鳴り響かなくなる 雷乃収声 雷が鳴り響かなくなる
次候 蟄虫坏戸 虫が土中に掘った穴をふさぐ 蟄虫坏戸 虫が土中に掘った穴をふさぐ
末候 水始涸 田畑の水を干し始める 水始涸 田畑の水を干し始める

 

本日のまとめ

スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、食欲の秋… 秋になったら…という想いはそれぞれの人にある。天高く馬肥ゆる秋ということわざもある。

秋を実感する機会は、個々人それぞれで異なる。自分自身が秋を感じる瞬間は…