秋を感じる瞬間は…(2015/8/21)
海と空の色、黄金色づきはじめたの稲穂、ひぐらしの鳴き声…今週丹後で見聞きした光景は、ぜんぶ秋だった。秋は偶然見つかるものではなく、やっぱり自分の足で見つけに行くものか…
どんな瞬間に秋を感じるか…
- 朝起きた時に寒いっと感じた瞬間
- 栗がケーキ屋さんのメインの位置に並んだ瞬間
- 日の出日の入り時間が遅くなったと感じた瞬間
- スーパーの鮮魚売り場でサンマをみた瞬間
- 街でブーツはいた女性とすれ違った瞬間
- おかずに一品温かいものが欲しいと思った瞬間
- 夏の甲子園が終わった瞬間
- シャワーの温度が低いと感じた瞬間
- コンビニで“キリンの秋味”を見つけた瞬間
いつからいつまでが秋?
気象学的には九月・十月・十一月の三ヶ月が秋、二十四節気に基づく節切りでは立秋(8月8日)から立冬の前日(11月7日)までが秋。
ちなみに熱帯地方では「一年中夏」、極地では「一年中冬」とされ、秋がない。地球温暖化で日本もそう遠くない時期に四季から「秋」がなくなってしまうかも…
七十二候って?
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を『七十二候』であらわしている。これによれば、秋という季節も大きく4期に、こまかく分けると12節になる。
立秋 | 初候 | 涼風至 | 涼しい風が立ち始める | 涼風至 | 涼しい風が立ち始める |
次候 | 寒蝉鳴 | 蜩が鳴き始める | 白露降 | 朝露が降り始める | |
末候 | 蒙霧升降 | 深い霧が立ち込める | 寒蝉鳴 | 蜩が鳴き始める | |
処暑 | 初候 | 綿柎開 | 綿を包む咢(がく)が開く | 鷹乃祭鳥 | 鷹が捕らえた鳥を並べて食べる |
次候 | 天地始粛 | ようやく暑さが鎮まる | 天地始粛 | ようやく暑さが鎮まる | |
末候 | 禾乃登 | 稲が実る | 禾乃登 | 稲が実る | |
白露 | 初候 | 草露白 | 草に降りた露が白く光る | 鴻雁来 | 雁が飛来し始める |
次候 | 鶺鴒鳴 | 鶺鴒(せきれい)が鳴き始める | 玄鳥帰 | 燕が南へ帰って行く | |
末候 | 玄鳥去 | 燕が南へ帰って行く | 羣鳥養羞 | 多くの鳥が食べ物を蓄える | |
秋分 | 初候 | 雷乃収声 | 雷が鳴り響かなくなる | 雷乃収声 | 雷が鳴り響かなくなる |
次候 | 蟄虫坏戸 | 虫が土中に掘った穴をふさぐ | 蟄虫坏戸 | 虫が土中に掘った穴をふさぐ | |
末候 | 水始涸 | 田畑の水を干し始める | 水始涸 | 田畑の水を干し始める |
本日のまとめ
スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、食欲の秋… 秋になったら…という想いはそれぞれの人にある。天高く馬肥ゆる秋ということわざもある。
秋を実感する機会は、個々人それぞれで異なる。自分自身が秋を感じる瞬間は…