日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

11月の流通通信簿(2016/12/23)

恒例流通業の通信簿、本日は【流通業界11月の通信簿】について書く。 


◇業界団体別業績
◆コンビニエンスストア 11月売上は3.1%増

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全店売上高は8551億2500万円(前年同月比3.1%増)

店舗数は5万4359店(2.7%増)

来店客数14億232万人(2.1%増)

平均客単価609.8円(1.0%増)

 

 

◆日本チェーンストア協会 11月売上は1.1%増

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総販売額は1兆804億円(前年同月比1.1%増)

部門別の販売額

 食料品6913億円(2.1%増)

 衣料品979億円(5.1%減)

 住関品2253億円(1.6%増)

 サービス28億円(14.3%減)

 その他629億円(0.2%増)

 

 

 ◆オール日本スーパーマーケット協会 11月売上は4.1%増

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総売上高は8572億4020万円(全店前年同期比4.1%増)

 食品合計は7605億6286万円(4.6%増)

 非食品723億6462万円(1.3%増)

 その他243億1318万円(3.3%減)

 

 

◆日本百貨店協会 11月売上は2.4%減 

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売上総額は約5257億円(前年同月比2.4%減) 9か月連続のマイナス

 シェア97.2%の国内市場が2.3%減

 シェア2.8%のインバウンドは7.1%減と8か月連続で前年割れ

購買客数は12.2%増で46か月連続のプラス
衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、4か月連続で全品目がマイナス

化粧品が20か月連続のプラス、家電は2か月ぶりのプラス

 

 

◆日本ショッピングセンター協会 11月売上は0.0%

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既存SC売上高の前年同月比は0.0%

11月は休日が前年比で1日少なかったが、月上旬に気温が低い日が続いたことで冬物衣料の販売が伸びた

大都市は健闘したが地方が苦戦

 

 

本日のまとめ

11月の通信簿は下記の通り

コンビニエンスストア、チェーンストア、スーパーマーケット ◎

ショッピングセンター △

百貨店 ×

消費者の生活防衛意識は、ここにきてMAX。そこに風穴を開けるためには、新しい何かが必要、しかし新しいだけで消費者のこころが動くほど甘くはない。

 

 

 

 

 

お知らせ

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