10月8日は羊羹(ようかん)の日(2016/10/7)
明日10月8日は「ようかんの日」。平成24年(2012年)に和歌山県の紅葉屋本舗が10月8日を「ようかんの日」と定め、日本記念日協会が認定したもの。
という訳で、本日は一足早く【羊羹】について書く。
羊羹の販売・通販サイト 紅葉屋本舗の羊羹は職人が作る手作り羊羹
◇10月8日が羊羹の日となった謂れは?
"食欲の秋"の10月と、縁起の良い言葉の「八福」にちなんで10月8日に設定したとのことだが、10と8で「いと(=10)おいしいよう(=8)かん」という語呂合わせも兼ねているそう。
◇家計調査から見た羊羹好き県は?
「ようかんの日」にちなんで、「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成25~27年平均)」の菓子類の中から「ようかん」への支出金額を調べてみましょう。
順位 | 市 | 支出金額(円) |
---|---|---|
1位 | 福井市 | 1,388 |
2位 | 宇都宮市 | 1,375 |
3位 | 佐賀市 | 1,340 |
4位 | 静岡市 | 1,270 |
5位 | 東京都区部 | 1,101 |
・・ | ・・ | ・・ |
48位 | 和歌山市 | 484 |
49位 | 徳島市 | 466 |
50位 | 堺市 | 459 |
51位 | 大阪市 | 357 |
52位 | 那覇市 | 133 |
全国 | 760 |
〇京都人の羊羹好き度は?
京都といえば「和菓子」のイメージがあるように、菓子類への支出は全国第7位と高い。しかしながら、「羊羹」への支出は全国23位と、ランクはほぼ真ん中。
◇羊羹といえば…
〇とらや
まず、思い浮かべるのは『とらや』。多くの人が、東京名物と思っているようだが、実は創業は京都。以下はとらやのHPを引用
〝とらやは室町時代後期の京都で創業。後陽成天皇(ごようぜいてんのう)の御在位中(1586~1611)より御所の御用を勤めてまいりました。関ヶ原の戦い(1600)で、西軍の石河備前守(いしこびぜんのかみ)をとらやがかくまったという故事が京都 妙心寺の『正法山誌(しょうぼうさんし)』に見られ、また、寛永5年(1628)に現在の虎屋菓寮 京都一条店の敷地を買い増したことが、当時の証文からわかります。明治2年(1869)の遷都の際、明治天皇にお供して東京にも出店いたしましたが、京都一条の地での菓子づくりは、今日に至るまで変わることなく続いています。〟
〇鶴屋吉信
〇京菓匠 七条甘春堂
〇俵屋吉富
〇鼓月
〇舟和の芋ようかん
本日のまとめ
だいぶ前に〝和菓子のアン〟という本を読んで、和菓子の新たな魅力を再認識した。主人公は、デパ地下の和菓子屋でアルバイトをする「梅本杏子」。毎回違うお菓子を素材に、似通ったストーリーが展開するが、なぜかハマってしまう。
羊羹は年寄りの食べものと笑っていた自分が、いつの間にか羊羹大好きになってしまっている。若い時はケーキやクレープなどの洋菓子類を好んだが、歳を重ねるとともに和菓子の美味しさを実感する。
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