7月の流通通信簿(2016/8/30)
小売業界から7月の売上実績に続いて、今朝、経産省の「7月の商業動態統計」の発表もあったので、本日は【流通業界7月の通信簿】について書く。
◇業界団体別業績
◆スーパーマーケット協会
(オール日本スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、新日本スーパーマーケット協会) 2016年08月23日
◆日本チェーンストア協会
7月の総販売額は0.9%減 2016年08月22日
・総販売額は1兆1050億円(前年同月比0.9%減)×
・部門別の販売額
食料品7159億円(0.3%増)◎
衣料品992億円(2.2%減)×
住関品2225億円(3.9%減)×
サービス31億円(9.4%減)×
その他642億円(1.3%減)×
◆コンビニエンスストア
7月の全店売上3.5%増 2016年08月22日
・全店売上高は9647億6600万円(前年同月比3.5%増)◎
店舗数は5万4331店(2.3%増)◎
来店客数15億8112万人(2.7%増)◎
平均客単価610.2円(0.7%増)◎
・既存店ベース売上高8,800億円(前年同月比+0.3%)2ヶ月連続のプラス ◎
来店客数14億6,067万人(前年同月比-0.4%)5ヶ月連続のマイナス×
平均客単価603円(前年同月比+0.7%)16ヶ月 連続のプラス ◎
好調要因
・淹れ たてコーヒーを含むカウンター商材等が引き続き好調に推移した
・気温高で冷やし麺や アイスクリーム等の夏物商材の売れ行き好調
・7月の売上高は5か月マイナスに終わったが、前月に比べ大幅に改善
・シェア97.4%の国内購買客売上が、入店客数増などにより0.6%増と昨年10月以来9か月ぶりに前年を確保
・シェア2.6%のインバウンドは、購買単価の下落により売上高は21.0%減も、購買客数は13.7%増と継続拡大
・衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目
◆ショッピングセンター
- ・7月度の既存SC売上高は、昨年と比べて土日の合計が2日増えた影響もあり、前年同月比1.4%(前月▲1.4%)となり、5ヶ月ぶりにプラス ◎
・地域別では、北海道(▲1.7%)、北陸(▲1.0%)、四国(▲0.6%)の3地域がマイナスとなったが、それ以外の6地域でプラス。特に九州・沖縄(5.6%)では、震災復興の需要の高まりをうけて前年を大きく上回った
・都市規模別では、政令指定都市の総合が1.5%(前月▲0.8%)、その他の地域の総合が1.3%(前月▲1.9%)
本日のまとめ
今月の通信簿をまとめると下記のとおり
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングセンター ◎
チェーンストア、百貨店 ×
食料品の構成比が高いスーパーマーケット、コンビニエンスストアは堅調。
ショッピングセンターについては、昨年に比べて土日が2日増えたことがそのまま数字につながった。土日祝日に来店が多い百貨店業態もプラスになるはずであるが、インバウンドへの依存が異常に高いことが足かせになり苦戦模様。
商業動態統計速報(平成 28 年 7 月分)
-小売業販売は一部に弱さがみられるものの横ばい圏-
・7月分の小売業販売額(税込み)を指数化し、季節調整を行っ た指数水準(平成 22 年=100)は 102.9となり、季節調整済指数前月比は 1.4%上昇
・後方3か月移動平均で前月比を みると、0.5%の上昇
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