変わらないという『進化』!!! お中元カタログ検証「コンビニ編」(2016/5/18)
コンビニの夏ギフト(お中元)ギフトカタログが出揃った。というわけで、今年のコンビニエンスストアのお中元カタログについて検証してみた。
◇ ローソン
コピー: 夏ギフト
サブタイトル: 身近な方へのお中元に帰省・手土産に
表紙イメージ: パレタスのフローズン・フルーツ・バー
ページ数: 60
巻頭企画: マヌカハニーなどハチミツ特集
巻頭企画2: 百貨店・成城石井との共同企画
地域名産企画: 中部・近畿版
自社ブランドを活かした企画: MACHI cafe (裏表紙)
◇ セブンイレブン
コピー: 夏ギフト
サブタイトル: 「ここぞ」の逸品 涼の姿。
表紙イメージ: 銀座千疋屋の銀座ゼリー
ページ数: 84
巻頭企画: 銘店涼やか夏味。銀座の銘店スイーツなど、nanaco ポイント5倍
銘店の京都代表は「美濃吉の鱧しゃぶ」
地域名産企画: 関西版は「関西の『とっておき』」
グループの特色を活かした企画: 家具・インテリア「Francfranc」の雑貨
裏表紙は西武百貨店起源、グルメお取り寄せカタログの「ごっつお便」
商品企画以外では・・・
目次: 商品イメージをタイル状に配置した「見せる」目次。ついタップしそうになる。
お申し込み方法: 商品・目次同様、シンプルで「見やすさ重視」が感じられる
表紙は左が三越、右がファミマ
タイトル: 夏の贈りもの
コピー: とれたて、つくりたて 旬を味わう自慢の“地もの” たのしさ、うれしさ 宴で味わう美味の“贈りもの”
表紙イメージ: 桃、そうめん、贈答品イメージ
ページ数: 80 (ファミマ45 + 三越35)
巻頭企画: 地ものいっぴん
巻頭企画2: 「Handmade in Japan」
北海道新幹線開業にちなんだ企画
三越の巻頭企画:三越 X 東京国立博物館
◇ サークルK
コピー: 夏の贈りもの
サブタイトル: 感謝を込めて贈る、夏のご挨拶
表紙イメージ: 京都・東山茶寮 水まんじゅうと笹水まんじゅう
ページ数: 52
巻頭企画: 銘店ならではの納得の逸品
地域名産企画: 日本全国うまいもの特集
個包装ギフト: 単身者や高齢者向けの個包装ギフトは、全て簡単調理で食べられる商品。
「食べたい分だけ開封」、「レンジで温めるだけ」、「湯煎で温めるだけ」など商品特徴と、入り数が分かりやすいデザインで書いてある
グループ会社や提携先との連携を活かした企画
・アピタ・ピアゴ・サークルKサンクス共通のオリジナル詰合せギフト
・楽天スーパーポイントにボーナスポイント付与(+K(プラスケー)会員限定)
裏表紙は申込方法の案内
本日のまとめ
コンビニ最強時代!!! というのがカタログを見ての実感
各社ともに前回(2015冬ギフト)から大きな路線変更が見られないという1点を以って最強と感じた次第。月次決算が好調であることが、カタログにも表れている。
大手コンビニの場合、1万店以上の加盟店に対して、指示をしなければならないために、頻繁に方針を変えることは物理的に困難であるにせよ、それでも業績が悪化すれば方針転換をはからざるを得ない。
私の経験から、とにかく流通(スーパー)はとにかくよく変える。まるで変えることがすべて成功につながると確信しているかのように… どんなに成功した企画・商品であっても継続はダメ、いったん現状否定してから…というのがセオリー。
よく流通業は、変化対応業といわれるが、はたしてそうなのか? という議論は、また別の機会で書きたい…