日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

閏年の今年、八十八夜は5月1日。新茶を母の日に!!?& 京の新茶事情(2016/5/1)

夏も近づく八八夜♪の歌い出しで知られる童謡・唱歌のタイトルが『茶摘(ちゃつみ)』とは初めて知った。しかも歌のルーツが京都宇治田原村だったとは!!! 

折しも5月1日は八十八夜。という訳で本日は【新茶】について書く。

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◇八十八夜とは?

八十八夜とは雑節の一つで、立春から数えて88日目の日を指し、毎年5月2日頃がこの日にあたる。しかし今年は閏年のため、5月1日が八十八夜にあたる。

この時期は、明け方にかけて遅霜(おそじも)が発生しやすく、農作物に被害が出るおそれがあり、農家に対して特に注意を喚起するためにこの雑節が作られたという。八十八夜を過ぎると、数日で立夏を迎える(今年は5月5日)。

 

◇茶摘み

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お茶の木は生命力の強い木で、葉を摘んでもまた新たに新芽が伸びてくる。そのため、日本では1年に3回ほど茶摘が行なわれている。4月下旬~5月下旬に、今年初めて萌え出た新芽からつくられる一番茶が新茶と呼ばれ、その茶葉には秋から春にかけて蓄えられた栄養が十分に含まれており、最も香味豊かなお茶とされている。

その後、二番茶(6月中旬~7月上旬)、三番茶(7月中旬~8月下旬)と続くが、京都では通常、煎茶は二番茶まで、高級な碾茶・玉露は一番茶のみとのこと。

http://www.flickr.com/photos/85772145@N00/2372338477

photo by lixian





◇家計調査に見る京都人のお茶好き度

家計調査でお茶への支出ランクを見てみる。お茶は『飲料』の「茶類」に分類され、「茶類」には「緑茶」「紅茶」「茶飲料」…に分かれる。

京都人の「緑茶」への支出ランクは金額で第18位。数量で第5位という結果。京都人は安もののお茶をがぶがぶ飲んでいる市民ということになるが… ちなみに同じ飲料に分類される「コーヒー」への支出ランクは全国第2位、こちらも意外な感がある。

茶の生産量は、静岡県を筆頭に、鹿児島県、三重県などが多く、静岡茶、宇治茶、狭山茶などのブランドが知られているが、消費についてはどうかと見ると、緑茶のへの支出は金額、数量ともに1位は静岡市。 

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 本日のまとめ

最近は、食生活を含め生活様式全般が洋風化し、飲み物ももっぱらコーヒー、紅茶が日本茶を押しやっている。
和食のユネスコ無形文化遺産登録をきっかけに、日本食が見直されているが、それに伴って日本茶が見直されているという話は耳に入ってこない。 

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