日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

端午の節句商戦の今を探る !?(2016/4/2)

4月に入り、玩具専門店、百貨店、スーパーなどでの端午の節句商戦は、佳境に入ってきた。少子化で苦戦していると思われるが、子ども一人あたりにかける費用は年々拡大していることもあり、市場は思うほど縮んでいないのかもしれない。

という訳で、本日は【端午の節句商戦】について書く。 

◇端午の節句って?

五節句の「節」は、中国から来た季節の変わり目のこと。日本では、定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになったとのこと。

五節句とは

 1月7日 … 人日の節句(七草)

 3月3日 … 上巳の節句(桃)

 5月5日 … 端午の節句(菖蒲)

 7月7日 … 七夕の節句(笹)

 9月9日 … 重陽の節句(菊)

日本では、端午(菖蒲)の節句に、男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う風習があり、現在では「こどもの日」として国民の祝日になっている。

 

◇端午の節句に飾るものは? 一般社団法人日本人形協会HP参照

ひなまつりのお雛様にあたるものに、鎧や兜を飾る【五月人形】や【鯉のぼり】がある。

〇 五月人形

鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習です。身の安全を願って神社にお参りするときに、鎧や兜を奉納するしきたりに由来しています。鎧や兜を“戦争道具”と受け取る考えがありますが、武将にとっては自分の身を護る大切な道具であり、シンボルとしての精神的な意味がある大切な宝物でした。現在は鎧兜が“身体を守る”ものという意味が重視され、交通事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾ります。

〇 鯉のぼり

江戸時代に町人階層から生まれた節句飾りです。鯉は清流はもちろん、池や沼でも生息することができる、非常に生命力の強い魚です。その鯉が急流をさかのぼり、竜門という滝を登ると竜になって天に登るという中国の伝説にちなみ(登竜門という言葉の由来)子どもがどんな環境にも耐え、立派な人になるようにとの立身出世を願う飾りです。 

 

◇流通業の五月人形

〇 高島屋

 

〇 大丸

 

〇 トイザらス

 

 〇 イトーヨーカドー

 

 

本日のまとめ
田舎育ち故に、子どもの頃はあちこち家で、屋根よりはるか高いところを雄大に泳ぐ大きな鯉のぼりを見上げたものだが、最近はマンションのベランダ越しに小さな鯉のぼりを見るのがせいぜい。
その点飾れるスペースからも人気が五月人形になるのは当然か。

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