2.22 おでんの日の何故?(2016/2/22)
2月22日はおでんの日、そこで本日は【おでん】のアレコレについて書く。
◇おでんの日って?
おでんの日は、新潟県のラジオ番組「クチこみラジオ 越後じまんず」が2007(平成19)年に制定。おでんを食べるときに「フーフーフー」と息を吹きかけることから「フー(2)フー(2)フー(2)」の語呂合せ。
◇何故おでんが新潟県?
新潟県のイメージというと「日本酒」「お米」「お餅」…いわゆる米関連、あとは村上の「鮭の寒干し」ぐらい。だから「おでんの日」のルーツが新潟県と聞いても何故?と思ってしまっていた。
ところが、新潟とおでんの関連を調べるうちに、両者の深い関を知って納得。なんと、新潟蒲鉾組合が開発した、「新潟雪国おでん」なる、ご当地おでんがあった。
上の写真の新潟雪国おでんはスープに豆乳を使用。栃尾の油揚げが入っている。
【新潟雪国おでんの3条件】
・白いスープ / “雪国”をイメージ。白さを出すために、豆乳や酒粕など白色の材料が使われることが多い。
・県産の練り製品 / かまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、つみれなど県産の練り製品が1種以上入っていること。
・副材料も県産 / 練り製品以外の材料にも県産のものが入っていること。三条の車ふ、栃尾の油揚げ、赤塚のダイコンなど。
◇家計調査に見る京都人のおでん好き度は?
おでんは「調理食品」の「そうざい材料セット」に分類されるが、京都市支出ランクは、全国34位とそんなに高くない。
ちなみに上位は、1位/浜松市、2位/高知市、3位/福島市、4位/佐賀市、5位/金沢市というように特に地域に偏りは見られない。
※そうざい材料セットには、“おでん材料セット”のほか、“夕食セット(宅配含)”、“なべ料理の材料セット”が含まれる。
別の角度からおでんを見ると、つゆ・たれは「油脂・調味料」の「つゆ・たれ」に分類されるが、京都市の支出ランクは全国第6位。上位は1位/高知市、2位/盛岡市、3位秋田市、4位/青森市、5位/鳥取市。
※つゆ・たれには、“おでんのつゆ・おでんの素”のほかに、“つゆの素”、“焼肉・しゃぶしゃぶのたれ”、“味ポン酢”などが含まれる
◇おでんが売れ始める温度は?
最低気温が18℃以下が、おでんが売れ始める気温のようである。
京都の平均最低気温でみると、9月下旬~6月上旬が最低気温が18℃以下、コンビニはお盆過ぎからレジ横におでんコーナーをつくるのは、理にかなっているのか…
※下図はライフビジネスウェザーの考え方に基づいて作成されたグラフを転載
◇サークルKの「チビタのおでん」
漫画「おそ松くん」の……というより、今はアニメ「おそ松さん」のキャラクターと書いた方が通りがよいかもしれない「チビ太」とコラボレーションした商品だ。1993年に初登場し、2014年春先をもって販売を終了していたが、「多くのお客様からのご要望」(あっ、ふーん……)に応え、めでたく再登場となる。
こんにゃく、うずら玉子巻(北海道のみウインナー巻を使用)、焼ちくわの3種類の味が1串で楽しめる。また、串抜けしにくいよう、二股の串を使用しているのもポイント。価格は125円。
◇あなたの好きなおでん種は何ですか?
一正調べ(2015年おでん調査より)
1位は断トツで「大根」、2位はたまご、3位こんにゃく…と続く。
本日のまとめ
おでんが食卓に登場する時期も、そろそろ終わりと思っていたが、気温的にはまだまだイケる模様。おでんは屋台に限る、しかし京都では昔から屋台のおでんを見かける機会は少なかったが、最近はめったに見かけることはない。40年前頃の東京では、街のあちこちで見かけたものだが…