早い?遅い? 2016年 ホワイトデー(WD)の不思議(2016/2/17)
バレンタインデーが終わった翌日からすぐに「3.14 ホワイトデー」商戦がスタートする。そこで本日から、ホワイトデーについて書くが、1回目の今日は【ホワイトデーの不思議】。
◇2016年 ホワイトデーの基本与件
① 2016.3.14は週初め月曜日
義理ギフト市場が縮小した昨年《バレンタインデー(2.14)、ホワイトデー (3.14)ともに土曜日》から市場規模は拡大と予想
② ホワイトデーとバレンタインデーは一対(いっつい)?
通常ホワイトデーはバレンタインデーと同じ曜日配列になるが、2016年は閏年のため、バレンタインデーが日曜日、ホワイトデーは月曜日。したがってバレンタインデーの義理市場が縮んだ分、ホワイトデーも大きな拡大は期待出来ない
◇ ホワイトデーの市場規模は?
昨秋に、“ハローウィンの市場規模がバレンタインデーを超えた”との報道が話題になった。ハローウィンの盛り上がりを示すのに、落ち目のバレンタインデーは絶好の餌食?(対比)だったのか…
バレンタインデー、ホワイトデーそれぞれの市場規模を調べた結果サイトを見つけたので紹介する。
※2014年 バレンタインデー、ホワイトデーともに【金曜日】
・2月14日(金)「バレンタインデー」・・・約1080億円
・3月14日(金)「ホワイトデー」・・・約730億円
2014年のバレンタインデー(2月14日)当日は、全国の広い範囲で大雪となり、レストラン、花束、ホテル等でキャンセルが相次ぎ、前年比20%減になった(本来なら約1350億円の市場規模)であったと仮定すると、2014年のホワイトデー(730億円)市場規模は、バレンタインデーの半分強であったといえる。感覚的にはそんな程度のものか…
(注) 計算上の市場規模は本サイト情報に基づき、私が試算した数字
◇ホワイトデー商戦の不思議
① ホワイトデーは誰が誰に贈るの?
女性から男性への愛の告白という古典的な行事コンセプトが崩れつつある中、ホワイトデーについても変質しつつあるのではないか…? もらった人が誰であるかに関係なくお返しをするのだろうか?
バレンタインデーでチョコを交換した人は…?
バレンタインデーに自分へのご褒美チョコを買った人は…?
② ホワイトデーには何を贈るの?
かつて、ホワイトデーのことを“マシュマロデー”と呼ばれていた頃があった。知っている人は50歳以上か? そもそも“マシュマロ”というお菓子の存在も知らない人が増えているんじゃ?
マシュマロとホワイトデーのつながりについてwikiで調べてわかった。
“福岡県の菓子店「石村萬盛堂」が、昭和52年に「バレンタインデーのお返しにマシュマロを」というキャンペーンを百貨店と共同で行ったことに因むもので、これがホワイトデーの起源であるとしている。現在でも、石村萬盛堂は毎年ホワイトデー近くなると「ホワイトデーはマシュマロデー」というキャッチコピーでキャンペーンを行っている”とのこと。
↑ 石村萬盛堂の銘菓「鶴乃子(つるのこ)」
博多で100年以上愛され続ける銘菓『鶴乃子』はふくよかなマシュマロ生地の中に風味のよい黄味あん。甘さをおさえたまろやかな味わいです。
③ バレンタインデーとホワイトデーの一気通貫企画が少ない理由は?
バレンタインデーで贈った人にホワイトデーでお返しをするという、極めてシンプルな贈答習慣にもかかわらず、連続プロモーションとして実施している企業は案外少ない気がするが、なにか障害になることがあるのだろうか?
◇ 流通業におけるホワイトデー の不思議
2月16日時点で、なんでもイチバンのコンビニ各社が、ホワイトデーキャンペーンをまだスタートしていない。昨年のニュースリリースから、あと1週間ぐらいでスタートすると予想されるが、何故ホワイトデーに限って遅いのか? 少々気になる。
ホワイトデーの情報があるのは、百貨店2社(大丸、高島屋)の通販サイトのみ。
タカシマヤのホワイトデー 2016|高島屋のギフト|高島屋オンラインストア