2016バレンタイン「百貨店」レポート①(2016/2/1)
1月末から、京都の百貨店でも本格的なバレンタイン商戦がスタートした。26日(火)の高島屋を皮切りに、翌27日(水)には大丸、JR伊勢丹でもスタート。
そこで今日から3回にわけて、各社の折込チラシと売場からバレンタインデーをウォッチしてみる。
1回目の今日は3社のチラシ比較。
〇高島屋
まずはビジュアルの話、テーマは「Amour du Chocolet!」
漫画「ガラスの仮面(by 美内すずえ作)」とのコラボであるが、もう何年もこのパターンではなかったか…?
キャッチコピーは「さあ、ショコラで愛を表現なさい!」と漫画の登場人物に語らせている。中面も漫画のキャラクターの言葉を生かした紙面構成をしている。
「ガラスの仮面」なる漫画は初めて知ったが、なっ!なんと1976年から今日まで、40年もの長きにわたって連載が続いており、2014年9月の時点で累計発行部数が5千万部を突破した大ベストセラーとか、かつてテレビドラマにもなったそうな。
40年分の読者層がターゲットなのだろうが、周りの様々な年代の女性に聞くとたいていはご存知。百貨店の主力客層であろう40-50代女性にピッタリのキャラクターなのだろう。
チラシはタブロイド判。1面を「イートイン」で構成、「2つの仮面を持つクープを実演で!」。1月31日までの前半の集客策と思われるが、残念ながら初日に行った感じでは、集客のマグネット機能を果たしていないようであった。
中面はチョコレートの紹介。「初登場」「京都高島屋限定」「京都ブランド」「注目ブランド」に分類してわかりやすい訴求をしている。この紙面においても、漫画の主人公たちを通して商品の特徴をアピールしている。
〇 JR京都伊勢丹
27日から10階催事場を使っての展開。期間を3段階(1期 1/27-2/1、2期 2/2-9、3期 2/10-14)に分けて段階的にスペースを拡大する。
ビジュアルの話、テーマはすっかりお馴染みとなった
「~パリ発、チョコレートの祭典~ サロン・デュ・ショコラ」
キャッチコピーは「仕掛け人はスウィーツバイヤー 6人のショコラの冒険」
チラシはタブロイド判。1面を「バイヤーと6人のショコラティエによる夢の饗宴チョコ」で構成。いつもながら上品な色使いには感心させられる。
中面は「It's NEW(初登場)」「ワールドチョコレートマスターズ(日本代表のクリエーションBOX)」「ジェイアール京都伊勢丹限定のショコラ」を中心に「今年も活躍! 海外の注目ショコラティエ」「Selection Box」「人気の小山氏の新作限定商品」などの紹介。色使い、レイアウトともに表紙に比べてクエリティは低い印象。
〇 大丸
27日から7階催事場を使っての展開。
ビジュアルの話、テーマは「ショコラプロムナード」。並木道というには、やや物足りない。チラシはB4サイズ両面、表面「バレンタイン」に対して、裏面は「節分恵方巻き」などで構成。
まだスタートということなのか、力の入り具合もセンスもイマイチ
↓ はチョコレートカタログ
キャッチフレーズ「彼には愛を、チョコは私に。」はチラシには表現されず。
なかに前年同様「イケメンショコラ隊がお迎え!!」のイベント告知があるが…
後日現場をみた後に再度レポートできれば…
本日のまとめ
京都の3百貨店のバレンタインデーを紙上ウォッチしたが、評価はいつもと同じで、センスは伊勢丹、安定感は高島屋…の順。
たかだか「バレンタインデー」にそこまで費用をかける?と不思議に感じた次第。費用の大半はお菓子メーカーが負担していると思うけど…
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