2016年の新成人(2016/1/11)

1月11日は成人の日、という訳で本日は【成人の日】をとりあげる。 

◇そもそも成人の日って1月15日じゃないの?　というあなたへ

成人の日が「1月15日」から『1月の第2月曜日』に代ったのが1999年(平成11年)、もう20年近く経つのになかなか馴染まないのは、成人式を大昔に過ぎた我々世代だけか…?

“国民をもっと休ませたい”という、お上の有難～いご意志に基づいて、連続休暇が取得しやすい月曜日を祝日に法律を改正(ハッピーマンデー法案)した。

改正の対象になった祝日は下記の通り

成人の日　1月15日　⇒　1月の第2月曜日

海の日　7月20日　⇒　7月の第3月曜日

敬老の日　9月15日　⇒　9月の第3月曜日

体育の日　10月10日　⇒　10月の第2月曜日　

◇成人の日って?

国民の祝日に関する法律(祝日法 昭和23年7月20日法律第178号)第２条によると、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨としている。 

◇2016年1月11日に新成人になる人は?

現在は、前年の４月２日からその年の４月１日に成人(満年齢20歳)する人(学齢方式)を対象と規定している。

今年の場合、平成7年（1995年）4月2日から平成8年（1996年）4月1日までに生まれた人となる。

今年新成人になる人の数は、121万人で前年よりも5万人少ない。2014年と同数で過去最低。総人口に占める割合は0.95％で、前年よりも0.04ポイント減少した。男女の割合は、男性62万人、女性59万人。

※22年前(1994年)の207万人の翌年から減少傾向が続いており、今後も減少傾向が継続し、2025年には110万人を割るとみられる。(国立社会保障・人口問題研究所)

統計局ホームページ/統計トピックスNo.91/「申(さる)年生まれ」と「新成人」の人口-平成28年 新年にちなんで-

◇成人になるとこれまでとなにが変わるのか?

• お酒が飲める

• タバコが吸える

• 公営ギャンブルの投票券が買える

• ローン契約や賃貸契約など契約行為に親の同意がいらなくなる
• 国民年金への加入義務が発生する
• 親の同意無く結婚できる

• 犯罪を犯すと実名報道される 
• 刑事裁判の裁判員に選ばれる可能性がある
• 選挙権が与えられる　※次期参院選(2016年7月予定)からは18歳以上の人に参政権が与えられる予定であるが、現時点での参政権は20歳以上

◇京の成人事情　

・平成28年の京都府内新成人総数は26,177人で、昨年と比べると1,343人減（△4.9％）

・平成元年以降のピークである平成6年(1994年)の50,886人に比べると、24,709人減（△48.6％）

・京都府の平成28年（2016年）新成人の数は26,177人で、全国平均よりも減少幅が大きい

　内訳

　　25市町村：男6,244人、女5,478人、計11,722人(△4.8％)

　　京都市：男7,421人、女7,034人、計14,455人(△5.0％)

　　府計：男13,665人、女12,512人、計26,177人(△4.9％)

 ◇2分の1成人式

成人(20歳)の半分の10歳(プレティーン)を迎えたことを記念して行われる行事・儀礼。名称は、「2分の1成人式」のほか、1/2成人式、十歳式、ハーフ成人式、半成人式などと呼ばれる。考案者は兵庫県西宮市の教諭だそうで、1980年頃に4年生の担任をした際、高学年への門出に「背筋を伸ばして参加するようなイベントを」と考案したといい、現在東京都、愛知県などの小学校で参加に行われている。

2分の1成人式~10才のありがとう~

本日のまとめ

誰しも子どもの頃は、大人になったら〇〇がしたい…と早く大人になることを願ったものだが、いざ大人になったら…そんなに良いコトってあったかな?

法的に〇〇することが許される(咎められない)という内容も、挙げてみるとそんなに魅力があるとも思えない。

参政権については、今夏の参院選から18歳以上に引き下げられることが決まった。そのうち、成人(オトナ)の定義が、『18歳』に引き下げられるのは時間の問題だろう。

それにしても今年の新成人は120万人、京都市も14,455人と前年から5.0％も減少、数字で少子化を実感する。 

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