11月はコンビニ、食品スーパー ◎、チェーンストア △、百貨店、ショッピングセンター ×
各団体が挙げている好不調要因は、下記2点
① 天候条件 … 暖冬、不安定な気象
② 曜日配列 … 月のうち、土曜日の日数が前年から一日減
経済産業省の「商業動態統計(平成27年11月分)」の総合指数では、前年同月比プラスになっているが、理由が全く分からない…
私の周りは、みんなそんなにお金を使っているように思えないので…
小売業界から11月の売上実績概況が発表されたのに続いて、経産省の「11月の商業動態統計」の発表を待たずに記載する。
今月については、業界ごとに晴雨がみられた模様。
・総売上高8020億円(前年同月比100.3%)、8カ月連続で前年実績を上回る
↑ 気温高により飲料や行楽弁当が好調の一方、鍋用商材は不振
・生鮮3部門計 +0.5%(青果 +2.8%、畜産 -0.9%、水産 -0.7%)
・惣菜 +0.7%
・一般食品(米・調味料含) +0.3% ← 米の相場高、加工食品値上げ効果
・日配品(冷食・アイス含) +1.0%
・地域別では売上高が大きい関東地方が +0.4%、対して関西地方は -0.3%
◆日本チェーンストア協会
・総販売額1兆682億円(既存店前年同月比 -1.0%)、8ヶ月ぶりにマイナス
・部門別では、食料品 +1.6%、衣料品 -5.3%、住関品 -3.6%、サービス 1.7%減、その他1.5%減
↑ 気温高の影響で、冬向けの季節商品を中心に衣料品や住関品が不調。
食料品 農産品などの伸びで引き続き好調だったが、減少分を補えず
住関品 食器など販売金額が大きい日用雑貨品が振るわなかったほか、医薬・化粧品も入浴剤などの不調で減少幅大
衣料品 紳士・婦人共にセーターなどの防寒関連商品やジャケットの動きが鈍い
◆コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会)
・売上高7607億円(前年同月比 +0.9%)、8ヶ月連続プラス
↑ 淹れたてコーヒーなどのカウンター商材、調理麺の好調、客単価伸びが、雨による来店客数の減少を補った。
・日配食品(カウンター商材・弁当含) +2.6%、調理麺、デザートの好調による
・加工食品(菓子・アルコール類含) +0.8%
・サービス(チケット) +8.0%
・来店客1人当たり購入金額 596.9円(前年同月比 +1.3%)、8ヶ月連続プラス ← 買上点数増が寄与
・来店客数前年同月比 -0.5%、2ヶ月ぶりのマイナス ← 降水日数多く、日照時間数が少なかった
◆日本百貨店協会
・売上総額5418億円(前年同月比 -2.7%)、8ヶ月ぶりにマイナス
↑ 月度を通しての天候不順や温暖な気候、土曜日の1日減による
・衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、雑貨が8ヶ月連続のプラス、衣料品は2か月ぶり、家庭用品と食料品は3か月ぶり、身のまわり品は8か月ぶりのマイナス
・京都百貨店(JR京都伊勢丹を除く3百貨店)売上高計 148億円(前年同月比 -2.2%)、8ヶ月ぶりに前年割れ
↑ 暖冬の影響で冬物衣料品や生鮮食品が振るわず
◆日本ショッピングセンター協会
・SC売上高は前年同月比2.9%減、前年に比べて土曜日が1日少なく、天候不順や暖冬の影響で8ヶ月ぶりのマイナス。
◇消費者物価指数(平成22年基準)から見た平成27年11月の物価指数(中旬速報値)
ポイント
(1) 総合指数は2010年(平成22年)を100として103.5
前月比は0.3%の下落 前年同月比は0.3%の上昇
(2) 生鮮食品を除く総合指数は103.4
前月と同水準 前年同月比は0.1%の上昇
(3) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は101.7
前月と同水準 前年同月比は0.9%の上昇
11月はコンビニ、食品スーパー ◎、チェーンストア △、百貨店、ショッピングセンター ×
各団体が挙げている好不調要因は、下記2点
① 天候条件 … 暖冬、不安定な気象
② 曜日配列 … 月のうち、土曜日の日数が前年から一日減
経済産業省の「商業動態統計(平成27年11月分)」の総合指数では、前年同月比プラスになっているが、理由が全く分からない…
私の周りは、みんなそんなにお金を使っているように思えないので…