日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

2015年を振り返る④(2015/12/11)

2015年の振り返りも、今日は第4回目【ぐるなび 今年の一皿 】から。 

 

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 ◇ぐるなび 今年の一皿って?

ぐるなび総研が、日本の豊かな食文化を共通の記憶として残すために、その年の世相を反映した料理を「今年の一皿」として選定、発表するというもの。 2014年が第1回で、今回が2回目。

〇選考理由は

・その年に流行または話題になった

・その年の社会の動きと関係が深く、世相を反映している

・食文化の記録として、後世に受け継ぐ価値がある

〇選考過程は?

① キーワード抽出

ぐるなびが運営する飲食店情報検索サイト「ぐるなび」の月間5,200万人のユニークユーザーと1,354万人のぐるなび会員に対する調査から、食に関するキーワードを複数選択

② アンケート調査・メディア審査

40社44媒体47名の審査で候補の絞り込み

③ 決定・発表

最終的にぐるなび総研が決定

 

◇選ばれた2015年の一皿は?

http://www.gnavi.co.jp/company/release/pdf/2015/20151207.pdf

「おにぎらず」「スーパーフード」「なまずの蒲焼」「のどぐろ」「クラフトビール」「ジャパニーズウイスキー」をノミネートワードとして発表。

この中からぐるなび総研が『2015年 今年の一皿』として、《おにぎらず》を妻子集決定。

《おにぎらず》は、講談社・週刊「モーニング」に連載中の「クッキングパパ」コミック第22巻に、「にぎらずにできるおにぎり」として掲載された。

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ちなみに第1回の昨年(2014年)の今年の一皿は、『ジビエ(食用の野生鳥獣料理)』。他に「今年の食流(話題になった食のトレンド)」として、『高級かき氷』、「今年の食材」として、『うなぎ』が選出された。

 

本日のまとめ

ぐるなびの「今年の一皿」の『おにぎらず』は、8日のブログでも今紹介したように、「クックパッドアワード」で大賞に選出された。

ぐるなび「今年の一皿」が2年目、「クックパッドアワーズ」も3年目と、ともに歴史は浅いという共通点がある。一般に賞というと、歴史(回数)があるほど権威があるように思われている。しかし権威づけされたものからは、新しい評価は生まれにくい(選ばれにくい)のも事実ではないか… 我々にとっては、いろんな尺度でいろんな賞があるほうが嬉しい。