お月見【十三夜】(2015/10/25)
お月見といえば、普通十五夜(中秋の名月)を思い浮かべる。しかし十三夜は、十五夜に次いで美しい月といわれ、昔から大切にされてきた。
平安時代には、十五夜だけでは「片観月(片見月or片月見)」といって嫌われたとか… ちなみに十三夜は旧暦9月13日のお月見。10月25日(日)が十三夜、という訳で本日は【十三夜】を取り上げる。
◇十三夜のお月見って?
十三夜とは、旧暦9月13日のことで、十五夜に次いで美しい月といわれている。919年(延喜19年)の9月13日に、宇多天皇によって観月の宴が行われたことが、十三夜お月見の始まりとされる。十三夜の読み方は、「じゅうさんや」という。
十五夜(中秋の名月)の後なので、「後(のち)の月」と呼ばれたり、栗や豆をお供えすることから、「栗名月」や「豆名月」ともいう。
◇家計調査に見る京都の観月関連への支出
栗 … 京都市は全国11位、1位は山形市、2位は那覇市
※栗はさくらんぼ、マンゴー・パパイヤなどと同じ「他の果物」に分類される品目
豆(枝豆) … 京都市は全国7位、1位は新潟市
団子 … 京都市は全国4位、1位は金沢市
※団子は大福、おはぎ、串団子などと同じ「他の和菓子」に分類される品目
本日のまとめ
日々の忙しさに奔走している身としては、ゆっくり月を観る機会があった昔の人は、なんと贅沢な生き方をしていたことか…とうらやましく思う。しかし実際にそうなったら私なんぞは退屈してしまうに違いない。なにしろ歌を詠む素養もなにも無いわけだから…