日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

8月31日は野菜の日(2015/8/31)

今日8月31日は野菜の日。野菜の日は、全国青果物商業協同組合連合会など9つの関係組合が、8月31日を「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合せで制定したもの。

 

◇健康ブームが野菜を後押し…

年々に認知度も高まってきて、流通各社は前週末から、申し合わせたように「8/29は焼肉の日」「8/31は野菜の日」販促。

メーカーもキューピーが「もっと野菜を。もっと食卓に。」をテーマに啓蒙活動。

8月31日は「野菜の日」。|もっと野菜を。もっと食卓に。|キユーピー

 

◇異常気象が野菜を後押し…

野菜の日の8月末頃は、暦の上では夏から秋にかけて季節の変わり目、とはいえ日中はまだ最高気温が30℃を超える日も多い。加えて近年は「猛暑」「日照不足」、今年は「台風」もあり、葉物野菜を中心に相場高。だから野菜の日をセールタイトルにした野菜の特売は消費者にはうれしい。

余談になるが、スーパーのイトーヨーカドーが、今年「~猛暑や天候不順による入荷量減少で価格高騰につき~高値野菜を最大5 割安で大放出!!8 月31 日は“野菜の日”、新鮮野菜を食卓へ」と銘打ったセールを実施。 同社は去年も、「~天候不順による入荷量減少で価格高騰につき~ 高値野菜を最大 6 割安で大放出!! 8 月 31 日は“野菜の日”、新鮮野菜を食卓へ」と同様のセールを実施している。

一方ライバル企業「イオン」グループ、去年は「8/30(土)・31(日) 野菜相場高騰を受けて旬の野菜をお値打ち価格で緊急大放出!」とセールを実施したが、今年は実施の予定がないよう。

そこで量販店における、高値野菜大放出の“高値”の基準ってどんな決めかたをしているのか?という疑問が… 各企業の決め方が知りたい!!

 

野菜といえば…

家計調査で京都の野菜消費実態を調べると、「野菜・海藻」分類は全国1位。

分類・品目で見てみると

◇葉茎菜 … 全国3位、品目では、ねぎとブロッコリーが2各位、キャベツ白菜が各4位

◇根菜 … 全国1位、品目ではじゃがいもと大根、玉ねぎ、筍が1位、さつまいもが2位

他では茄子とピーマンが1位、生しいたけが3位となっている

大根は聖護院だいこん、賀茂茄子など京野菜の京都ならではの消費金額

※家計調査の1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量(二人以上の世帯)※2012~2014年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市

 

京の伝統野菜(京野菜)の認定基準は…
京都に都が置かれていた明治維新以前から生産されていた、歴史を有する野菜の品目。京都市域のみならず、京都府内全域で生産されている野菜の品目。

※筍を含む、キノコ類、シダ類(ぜんまい、わらび等)を除く。種の保存の為にのみ栽培されている野菜の品目。又は、栽培されていないものの種が保存されている野菜の品目。及び絶滅した野菜の品目を含む。

※下記表は[日本経済新聞大阪夕刊いまドキ関西2012年6月6日付]より転載

 

本日のまとめ

数ある〇〇の日のなかで、数字合わせの記念日ながら、実にタイムリーなタイミングの「野菜の日」。

夏バテで食欲がないときの栄養補給源としても、週明けから始まる新学期の朝食サラダとしても最適なタイミング。

でもなによりも、お盆や夏休みに散在して、節約生活を余儀なくされるこの時期に、例年相場高になるために、「野菜大放出」という特売がうれしい。