日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

お盆が過ぎれば…(2015/8/15)

今日はお盆真っ只中の15日、土曜日ということで故郷でお盆を迎えた人のUターンや、夏休みで旅行を楽しんだ人たちが戻ってきたり…と道路や電車は大混雑。

 

子どもの頃は…

お盆が終わると、夏休みの終わりが近づき、宿題や自由研究が終わっていないことや憂鬱な気分になったもの。関西には「地蔵盆」というオマケのような楽しみがあるのだが、夏休みが終わるという哀しさを払しょくするほどのパワーはなかった。今の子どもたちは、夏休みも短く、8月25日頃には新学期がはじまったり、休みの間も塾通いで忙しいようだが…

 

 秋の気配は食卓から…

夏の暑さがやみ、少し涼しくなる季節をあらわす季語に、“新涼”という言葉がある。文字を見ただけで涼しげな気分にしてくれる素敵な言葉である。

某百貨店で「新涼の食卓 ~名残りと走り」というタイトルのリーフレットを見つけた。「ゆく夏を惜しむ名残りの美味」と「秋の気配を連れてくる走りの美味」が交差する、この時期ならではの味わいを集めました。とある。名残りの美味は、そうめん、いさき、シャーベット、そして走りの美味は、秋味、柿の和菓子など。

端境期というと風情がないけれど、季節が交差するという表現だと優雅な気分になるのは私だけでないのでは?

 

 

この和菓子「京の五山」もさしずめ名残りの美味?

五山(大文字、左大文字、妙法、鳥居、舟形)の焼印に、火をイメージした?金粉で五山の送り火を形どった三笠。もっちりした薄皮と上品な餡との美味しいコラボ。14日から16日の3日間限定販売というのが粋。

 

本日のまとめ

先週は夏と秋の交差点に出くわさなかったが、今週末にもう一度小さな秋探しをしてみよう。