日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

真夏に見つけた「小っちゃい秋」(2015/8/11)

連日猛暑日が続くが、立秋が過ぎて、暦の上では秋。季節の風情を大切にする京都ならお盆前でも「秋」はカンタンに見つかるはず…との目論みで、スタッフに秋探しをしてもらったものの、成果はごくわずか。

せめて和の世界では…と期待した和菓子売場でも、「栗」や「芋」など秋のお菓子はなく、あるのは五山の送り火と帰省手土産だけ。

そんなか某百貨店でようやくみつけた「小っちゃい秋」は『松茸』、しかし中国産。丹波は無理としても、国内産地でこそ秋じゃないのかなあ… でも写真の中国産マツタケのお値段(消費税込)でなっなんと1万5千円弱也!! いっぷくの清涼感というには高価過ぎで手が出せない!! 

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某量販店の「新物サンマ」と「宮崎産の新米」売場

 

週末の新聞折込チラシをみると

↓「おいしい新米を味わおう」「初秋の新商品」タイトルで秋の味覚訴求。

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↓ユニクロは「秋の新作ボトムズコレクション」とあるけど、色使いにまったく秋を感じさせるものはないf:id:hansoku365:20150810175903j:plain

最後に某ショッピングセンター内でみかけた「七五三お参り用着物レンタル」かぁ。これって小っちゃい秋かなあ というほどここにもちっちゃな秋はなかったってこと。

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本日のまとめ

立秋を過ぎても、残念ながら古都京都で「秋」を見つけることは出来なかった。

一週間早すぎたのか… でも日中猛暑日が続くけれど、朝夕ほんのちょっぴり暑さがマシになったと感じることが出てきた。来週はきっと街のあちこちで「小っちゃい秋」を見つけることが出来ると思う。

豆知識 「三秋」という言葉がある。旧暦の7・8・9月を「初秋」「中秋」「晩秋」に分けたもの。

  初秋(孟秋) … 立秋から白露の前日までの期間

  仲秋  … 白露から寒露の前日までの期間

  晩秋(季秋) … 寒露から立冬の前日までの期間