日々ほぼまいにち気ままな雑感

半世紀近く流通業界傍流の立場で、世の中を斜め45度から観察  スーパーマーケットチェーンの勃興から繁栄・挫折、百貨店の栄光と衰退の繰り返し、商店街の栄華盛衰などを間近で経験 ・半世紀以上いち生活者の立場で、暮らしを営み続けている  高度経済成長期下での贅沢謳歌から、マイナス成長下での質素倹約生活まで

今日7月24日(金)は土用の丑。(2015/7/24)

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給与日、週末、梅雨明け、猛暑日…と鰻が購入される好条件がすべて揃った。スーパー、百貨店、鮮魚店の店頭、そして鰻を扱う飲食店はさぞかし賑わっていることだろう。

今朝の新聞折込チラシは鰻一色、それぞれ個性を出そうとしている。テレビもニュース、ワイドショーを問わず、毎度おなじみの“鰻専門店の頑固おやじが店頭で煙まみれになりながら焼いている画”ばかり。

でも考えてみれば、夏の土用の丑に鰻を食べる習慣がこんなにも流行ってきたのはいつ頃からだろう…? これには、養殖技術の進歩が大きく関係する。

 

[PDFファイル]

土用の丑の日と「うなぎのかば焼き」(家計ミニトピックス総務省統計局)

 

そもそも天然うなぎの旬は冬、10月~12月頃といわれているから、養殖技術がなかった昔(平賀源内の江戸期)には、夏場に鰻を食べることはできなかったのでは…

 鰻養殖の歴史/日本養鰻漁業協同組合連合会

という無粋なことは言わず、今日はうな重と土用餅で暑気払いをしよう。

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余談になるが、、、

土用丑の丑(うし)にかけて牛(うし)を売ろうとするのは、ちょっと退く。日頃、お肉お肉お肉…と食卓を独占しているのだから、せめて一日ぐらい食卓のメインの座をお魚に譲っても罰は当らないと思う。